2007-01-01から1年間の記事一覧

上橋菜穂子 狐笛のかなた (新潮文庫)

読むものがなくなったので、購入。『精霊の守り人』と似ている。当たり前か。ジュブナイルだからなのかもしれないが、世界構築が薄い。

円城 塔 Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

割と期待していたのだが、それほどでもない。もう一度読んでみるべきなのかもしれない。

佐藤賢一 剣闘士スパルタクス (中公文庫)

『カエサルを撃て』に続く、佐藤賢一の古代ローマ物。スパルタクスは巻き込まれ型のヒーローなのか。エッチな描写が多いのは相変わらず。

古野まほろ 天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)

まさか続きがでるなどとはこれっぽっちも予想していなかったのでとても驚いた。前も言ったけど殺人事件なんて起きる必要はない。『あじあ』の旅だけで十分楽しめる。というか、殺人者が誰で、トリックがどうで、なんて何の興味も無いし、理解できなくてもよ…

疋田智 自転車生活の愉しみ (朝日文庫 ひ 16-1)

他のブログに書いているのだが、最近自転車に乗り始めた。なかなか面白いが日本の道路は実に走りにくい。そのためもっぱらサイクリングコースを走っている。 自分の場合、距離が長いので通勤は無理。

ロバート・B・パーカー 笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)

久しぶりのスペンサーシリーズ。2002年の作品だ。スーザンが飼っている犬のパールが老けて来たことが重要な点だ。人間たちは相変わらず様式美の世界。

ジョン・C・ライト ゴールデン・エイジ〈2〉フェニックスの飛翔 (ハヤカワ文庫SF)

なんだかんだあって<喜びのフェニックス号>に乗って出発。しかし、<喜びのフェニックス号>って、無理に訳さなくてもいいのに。面白くないわけではないのだが、読書に没頭するまでには至らない。何か阻害要因があるのだろう。

ジョージ・R・R・マーティン 王狼たちの戦旗〈3〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

もう3/5なのだが、あまり進んでいないように思える。レンリー・パラシオンが良くわからない形で死んだくらいか。

マシュー・ライリー エリア7 上 合衆国空軍秘密基地を脱出せよ (ランダムハウス講談社文庫), エリア7 下 合衆国空軍秘密基地を脱出せよ (ランダムハウス講談社文庫)

スケアクロウシリーズ第2弾。「スケアクロウ」などのコールサインを翻訳するのはやめて欲しい。「もの書き2世」って何だよ。とはいえ、今回も相変わらずのはちゃめちゃ振り。ありえないことの連続だ。そういうものだと捉えて読めば楽しめる。

竹内まりや Denim(初回限定盤)

CD

久しぶりに邦楽の新譜を購入。前回、初回限定を買い逃してしまったので今回は注意していた。気に入ったのは"09. クリスマスは一緒に"と"12. 人生の扉"。"クリスマスは一緒に"のブラスはやはり本物。ドラムスに青山純さんのクレジットが無い。少し心配。

北方謙三 水滸伝 8 青龍の章 (集英社文庫 き 3-51)

もう8巻め。だいぶ本格的に官軍対梁山泊軍がぶつかり合う。登場人物はまだ増えるが、死んでいくものも多い。前にも同じことを書いたが、これだけ大作だと1巻読んでも大して書くことはないものだ。

マシュー・ライリー アイス・ステーション 上 (ランダムハウス講談社文庫), アイス・ステーション 下 (ランダムハウス講談社文庫)

読むものがなくなったのでなんとなく購入。2006年8月の出版。息つく暇も無いイベントの連続。南極の海での潜水や、クローキングデバイスなど、それはちょっとという点も多いが、なかなかに楽しめる。米国海兵隊と英仏特殊部隊が戦闘するというあたりはオース…

吉田戦車 吉田自転車 (講談社文庫)

最近自転車に乗り始めたので、気になって購入。じんわりと面白い。

伊坂幸太郎 チルドレン (講談社文庫)

文句ばっかり言っているのに、文庫版が発売されると買ってしまう。この連作短編集は今まで一番面白いと思えた。今までに読んだ本との関連はなんかありそうなんだけど、はっきり覚えていないのでなんともいえない。

マイクル・ムアコック 黒曜石のなかの不死鳥―永遠の戦士エレコーゼ〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

エルリックに引き続いてエレコーゼシリーズ。はくしょん大魔王じゃないけど、召還されて戦いを繰り返す。そして、召還したはずの味方を滅ぼしてしまう。前に読んだかどうかは忘れているので関係なく、とても面白い。

浅田次郎 憑神 (新潮文庫)

さすがに上手い。江戸にいて恭順した下級武士からみた明治維新はこんな感じなのだろうか。でも、映画の主人公は妻夫木聡ってことは無いだろう。

秋月達郎 京都丸竹夷殺人物語 (ジョイノベルズ)

ほんの一瞬だけ迷ったが、結局購入。それなりに面白いのだが、兄はどうなった?? あ、それから辻本千里という人は前に出ているということなのだろうな。覚えていないけど。

しげの秀一 頭文字D(35) (ヤンマガKCスペシャル)

ヤビツ峠終了。箱根に移動する前のインターミッション。

上橋菜穂子 精霊の守り人 (新潮文庫)

知らない人だけど、なんとなく購入した。異世界ファンタジー。十二国記よりもあっさり味。続きもあるようだ。

北方謙三 水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫 き 3-50)

通勤時間以外で読んだのであまり内容が把握できていない。宋江もやっと梁山泊入りするも、梁山泊側の人間もどんどん死んでいく。

ジョージ・R・R・マーティン 王狼たちの戦旗〈2〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

『王狼たちの戦旗』の2/5。あまり大きな動きは無い。これまでは必ず付いていた巻末の登場人物リストが無くなっている。さすがにこれだけ登場人物が多いと、メインのキャラクター意外はあまり気に留めていると読み進められないから無くなってもかまわない。

トマス・ハリス ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫), ハンニバル・ライジング 下巻 (新潮文庫)

ものすごくグロテスクな展開を予想したのだが、そんなことは無くとても読みやすい。翻訳者の力量なのだろうか。しかし、ドイツ占領時代から戦後にかけてのフランスをはじめとするヨーロッパの人々の心情は複雑なものなのだろう。ハンニバル・レクターのよう…

荻原規子 これは王国のかぎ (中公文庫)

文庫化されたので買ってみた。『西の善き魔女』のようにファンタジーから一変、SFな展開を望んだのだが、特にそういうわけではない。リムスキー・コルサコフのシェエラザードはCD持っていないかも。話は良くできていて面白い。

福井晴敏、霜月かよ子 C-blossom(case729) (講談社文庫)

続いて、同時に刊行されたコミック。これは『6ステイン』の『920を待ちながら』の直後と『亡国のイージス』を結ぶものだ。ラストの如月行はすでに艦上にある。コミックはあっという間に読み終わるな。

福井晴敏 6ステイン (講談社文庫)

防衛庁情報局にまつわる人々が描かれた短編集。これはかなりいいと思う。力技の長編よりも深い味わいがあるかも。なぜか解説を書いているあさのあつこ氏も言うように泣けるので電車は危険。最後の中篇では『亡国のイージス』の如月行も登場するが、それより…

ジョン・C・ライト ゴールデン・エイジ〈1〉幻覚のラビリンス (ハヤカワ文庫SF)

半年間読まずにほおっておいたもの。最初はかなり読みにくかったが徐々に慣れてくる。ソフォテクに支配されているわけではないのね。最後は地表に降りてくるしかなかったのだろうか?

堀晃 バビロニア・ウェーブ

宇宙にあるものすごくでかい物が好きだ。そういう意味で「バビロニア・ウエーヴ」は好きなものの範疇に入るのだが、なにかSF的な仕掛けよりもミステリ風な話であまり堪能できなかった。盛り上がりにかけるような気がする。

あさのあつこ バッテリー (6) (角川文庫)

シリーズ完結なのだが、こんなものなのかと問いたい。こんな終わり方しか書けないのかと。シリーズ最初の頃の凄みは全く感じられない。1巻から2巻のコメントを読み返すと結構期待してたのに・・・

島村菜津 バール、コーヒー、イタリア人―グローバル化もなんのその (光文社新書)

イタリアのバールに関する考察かと思ったら、コーヒーのルーツのような話に流れてしまった。期待していた内容は半分くらい。

ジョージ・R・R・マーティン 王狼たちの戦旗〈1〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

氷と炎の歌2。前回から間を空けずに文庫化されて大変うれしい。話は『七王国の玉座』の直後だと思われる。ロバート・パラシオンとエダード・スタークの死により、七王国には複数の王が立つことになった。そしてあのティリオン・ラニスターが『王の手』に。ア…