2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョージ・R・R・マーティン 王狼たちの戦旗〈2〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

『王狼たちの戦旗』の2/5。あまり大きな動きは無い。これまでは必ず付いていた巻末の登場人物リストが無くなっている。さすがにこれだけ登場人物が多いと、メインのキャラクター意外はあまり気に留めていると読み進められないから無くなってもかまわない。

トマス・ハリス ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫), ハンニバル・ライジング 下巻 (新潮文庫)

ものすごくグロテスクな展開を予想したのだが、そんなことは無くとても読みやすい。翻訳者の力量なのだろうか。しかし、ドイツ占領時代から戦後にかけてのフランスをはじめとするヨーロッパの人々の心情は複雑なものなのだろう。ハンニバル・レクターのよう…

荻原規子 これは王国のかぎ (中公文庫)

文庫化されたので買ってみた。『西の善き魔女』のようにファンタジーから一変、SFな展開を望んだのだが、特にそういうわけではない。リムスキー・コルサコフのシェエラザードはCD持っていないかも。話は良くできていて面白い。

福井晴敏、霜月かよ子 C-blossom(case729) (講談社文庫)

続いて、同時に刊行されたコミック。これは『6ステイン』の『920を待ちながら』の直後と『亡国のイージス』を結ぶものだ。ラストの如月行はすでに艦上にある。コミックはあっという間に読み終わるな。

福井晴敏 6ステイン (講談社文庫)

防衛庁情報局にまつわる人々が描かれた短編集。これはかなりいいと思う。力技の長編よりも深い味わいがあるかも。なぜか解説を書いているあさのあつこ氏も言うように泣けるので電車は危険。最後の中篇では『亡国のイージス』の如月行も登場するが、それより…

ジョン・C・ライト ゴールデン・エイジ〈1〉幻覚のラビリンス (ハヤカワ文庫SF)

半年間読まずにほおっておいたもの。最初はかなり読みにくかったが徐々に慣れてくる。ソフォテクに支配されているわけではないのね。最後は地表に降りてくるしかなかったのだろうか?

堀晃 バビロニア・ウェーブ

宇宙にあるものすごくでかい物が好きだ。そういう意味で「バビロニア・ウエーヴ」は好きなものの範疇に入るのだが、なにかSF的な仕掛けよりもミステリ風な話であまり堪能できなかった。盛り上がりにかけるような気がする。

あさのあつこ バッテリー (6) (角川文庫)

シリーズ完結なのだが、こんなものなのかと問いたい。こんな終わり方しか書けないのかと。シリーズ最初の頃の凄みは全く感じられない。1巻から2巻のコメントを読み返すと結構期待してたのに・・・

島村菜津 バール、コーヒー、イタリア人―グローバル化もなんのその (光文社新書)

イタリアのバールに関する考察かと思ったら、コーヒーのルーツのような話に流れてしまった。期待していた内容は半分くらい。

ジョージ・R・R・マーティン 王狼たちの戦旗〈1〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

氷と炎の歌2。前回から間を空けずに文庫化されて大変うれしい。話は『七王国の玉座』の直後だと思われる。ロバート・パラシオンとエダード・スタークの死により、七王国には複数の王が立つことになった。そしてあのティリオン・ラニスターが『王の手』に。ア…