福井晴敏 6ステイン (講談社文庫)

6ステイン (講談社文庫)
防衛庁情報局にまつわる人々が描かれた短編集。これはかなりいいと思う。力技の長編よりも深い味わいがあるかも。なぜか解説を書いているあさのあつこ氏も言うように泣けるので電車は危険。最後の中篇では『亡国のイージス』の如月行も登場するが、それよりもはじめの短編に登場する人物たちがいい。