2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

畠中恵 しゃばけ (新潮文庫)

まえから少し気になっていたのだが、とりあえず読むものが無くなったので買ってみた。ものすごく面白いわけではないが、そこそこ読ませる。自分が妖怪の血を引くものであることが判ったらもっと驚くのではないか?

伊坂幸太郎 グラスホッパー (角川文庫)

今回は面白かった。読書に集中するあまり、電車を降り損ねるところだった。今回は仙台じゃない。案山子のことが少しだけ出てきた。解説でこの話を「ハードボイルド」と呼んでいるが、どうもピンとこない。

ジョージ・R・R・マーティン 王狼たちの戦旗〈4〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

話は進んでいるような気もするし、進んでいないような気もする。スタンニス・パラシオンの女司祭メリサンドルが使う怪しげな術はこれまでの世界観からは逸脱気味のような印象だ。帯にHBOでドラマ化と書いてあるのだが、大丈夫なのか?

上橋菜穂子 狐笛のかなた (新潮文庫)

読むものがなくなったので、購入。『精霊の守り人』と似ている。当たり前か。ジュブナイルだからなのかもしれないが、世界構築が薄い。

円城 塔 Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

割と期待していたのだが、それほどでもない。もう一度読んでみるべきなのかもしれない。

佐藤賢一 剣闘士スパルタクス (中公文庫)

『カエサルを撃て』に続く、佐藤賢一の古代ローマ物。スパルタクスは巻き込まれ型のヒーローなのか。エッチな描写が多いのは相変わらず。

古野まほろ 天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)

まさか続きがでるなどとはこれっぽっちも予想していなかったのでとても驚いた。前も言ったけど殺人事件なんて起きる必要はない。『あじあ』の旅だけで十分楽しめる。というか、殺人者が誰で、トリックがどうで、なんて何の興味も無いし、理解できなくてもよ…

疋田智 自転車生活の愉しみ (朝日文庫 ひ 16-1)

他のブログに書いているのだが、最近自転車に乗り始めた。なかなか面白いが日本の道路は実に走りにくい。そのためもっぱらサイクリングコースを走っている。 自分の場合、距離が長いので通勤は無理。

ロバート・B・パーカー 笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)

久しぶりのスペンサーシリーズ。2002年の作品だ。スーザンが飼っている犬のパールが老けて来たことが重要な点だ。人間たちは相変わらず様式美の世界。

ジョン・C・ライト ゴールデン・エイジ〈2〉フェニックスの飛翔 (ハヤカワ文庫SF)

なんだかんだあって<喜びのフェニックス号>に乗って出発。しかし、<喜びのフェニックス号>って、無理に訳さなくてもいいのに。面白くないわけではないのだが、読書に没頭するまでには至らない。何か阻害要因があるのだろう。