2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大和田秀樹 機動戦士ガンダムさん みっつめの巻 (角川コミックス・エース 40-20)

今回は4コマが少なく、「隊長のザクさん」が全体の半分くらいを占めている。連載をまとめたものなので仕方がないのかも知れないが、もっと4コマを読みたい。

アーサー・C・クラーク 幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

読んでいないはずはないのだが、一度読んでいる気が全くしない。もしかしたら本当に読んでいないのか? とにかく新訳になったせいか、とても50年前に書かれたものとは思えないくらい読みやすい。しかし、コミュニケーションのようなテクノロジーのある部分に…

上橋菜穂子 夢の守り人 (新潮文庫)

守り人シリーズ第3弾。アイデアや人物の背景の作りこみはすばらしいと思うのだが、何か冷静に読めてしまう。ジュブナイルくさいというのか、あっさりしているというか。

北方謙三 水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)

第15巻。宋軍と全面対決の形からどうなるかと思いきや、北京大名府を落とすことで突破口を開く。しかし、もう人はどんどん死んでいく。子午山の王進のところのエピソードは良い。

アレステア・レナルズ 銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)

「レヴェレーション・スペース」シリーズ短編集の第2巻。『火星の長城』も良かったが、こちらも劣らずに良い。特に表題作の『銀河北極』はとんでもないスケールの話を淡々と語るところがすばらしい。

原籙 愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)

9年ぶりの登場となる新私立探偵沢崎シリーズ第1弾の文庫化。ハードボイルドの王道を行く。ススキノの便利屋さんと比べると、沢崎のほうが格調高く思える。ただし、現実世界とこの小説世界では時代の感覚にズレがあるようにも思う。特に登場する車の名前に…

谷甲州 パンドラ3 (ハヤカワ文庫JA),パンドラ4 (ハヤカワ文庫JA)

意外と早く続きが出てよかった。後半は宇宙での戦い。登場する宇宙機のビジュアルがイメージできなくて、スペースシャトルみたいな機体同士で戦闘をする絵しか浮かんでこなかった。ラストはちょっと拍子抜け。どうして朝倉とジャミイは茶褐色の物質に閉じ込…

畠中恵 おまけのこ (新潮文庫)

「しゃばけ」シリーズ第4弾の文庫化。ドラマになっているらしいがテレビは見ないので知らない。これまでと同じフォーマットで若だんなの周りの話が綴られていく。その中で、一話だけある一太郎が5歳の時の話が印象的。

茅田砂胡 夜の展覧会―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)

もうメインラインのストーリーなんてものはないのでダラダラと続く。結局、理由の説明はない。海賊夫妻の出番が少ないので不満。