2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

茅田砂胡 サイモンの災難―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)

ジンジャー・ブレットだけは死んで蘇ったりしていないわけで、コールドスリープして老化を抑えているとしても相当な年齢のはず。

北方謙三 水滸伝〈18〉乾坤の章 (集英社文庫)

童貫対梁山泊の戦いは続く。その中で楊令の動きが面白い。そしてまた林冲の死。残りはわずか1巻だ。

浅田次郎 天切り松闇がたり〈第4巻〉昭和侠盗伝 (集英社文庫)

「天切り松」シリーズ第4巻。今回は昭和10年頃のお話。このシリーズは本当に面白い。明治、大正、昭和のそれぞれの時代の東京という街と、そこで暮らす人々の様子がよく分かる。亡くなった自分の祖父の替わりに話を聞いているようなものだ。

小野不由美 丕諸の鳥

yom yom (ヨムヨム) 2008年 03月号 [雑誌]に収録された十二国記の短編。十二国記があまりにも久しぶりなので買ってしまった。しかし、中身は慶王陽子が登極するころの話。うーむ。

ローリー・リン・ドラモンド あなたに不利な証拠として (ハヤカワ・ミステリ文庫)

前から気になっていたのだけれど、ためらっていた一冊。文庫化されたのを期に買ってみた。評判に違わぬすばらしさ。何ともいえない読後感である。一度だけ出てくる「キャグニー&レイシー」はいいドラマだった。今だと「Third Watch」のフェイスあたりか?

ジュリアン・ストックウィン ナポレオン艦隊追撃 (ハヤカワ文庫 NV ス 16-6 海の覇者トマス・キッド 6)

トマス・キッドシリーズ第6巻。いよいよホレイショ・ネルソン提督登場。今回も面白い。最後の部分のアクレの攻防は陸の話なので、今ひとつ。ニコラス・レンジは爵位を返上してしまうのか?

北方謙三 水滸伝 17 朱雀の章 (集英社文庫 き 3-60)

もう後残り2巻。相変わらず書くことは少ない。魯達と楊令の話は良かった。

米澤穂信 犬はどこだ (創元推理文庫)

高校生が主人公ではない米澤穂信の小説。犬はあまり出てこない。日本のどの辺にあるのかわからない街や村が舞台なのがちょっと。何ともいえない読後感なのだが、面白いことは間違いない。

野阿梓 兇天使 (ハヤカワ文庫JA)

帯に飛浩隆氏の名前があったので購入。1986年の本。このころって翻訳物ばかりで、日本人作家のSFは読んでいなかったのだ。なかなか面白い。シェイクスピアは読んでいないし見てもいないので、元の『ハムレット』を知らないのだが、それでも楽しめる。