2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

塩野七生 ローマ人の物語〈29〉終わりの始まり(上) (新潮文庫),ローマ人の物語〈30〉終わりの始まり〈中〉 (新潮文庫),ローマ人の物語〈31〉終わりの始まり〈下〉 (新潮文庫)

今年からは年に1巻分の文庫化とペースが落ちるようだ。この巻を読んだだけではローマ帝国の「終わりの始まり」という感じはしない。パルティアを必要以上にたたいたことによりササン朝ペルシアという新たな脅威が生まれてくることは判る。セプティミウス・…

北方謙三 水滸伝 11 天地の章 (集英社文庫 き 3-54)

今回はかなり大きな動きあり。みんながみんな梁山泊のとりこになる中、この刺客の人は使命を全うすることができたわけだ。

ロバート・ラドラム 暗殺のアルゴリズム〈上〉 (新潮文庫),暗殺のアルゴリズム〈下〉 (新潮文庫)

ロバート・ラドラムの死後6年たって見つかった遺稿。ラドラムを読んだのはもうずいぶん昔のことだ。ボーン3部作あたりは面白かった気がする。本作品についてはそんなに面白いというほどではない。基本設定がありえない。

あさのあつこ NO.6 [ナンバーシックス] ♯3 (講談社文庫)

やっぱりそうなのね。でもまあいいや。仕方ないから付き合うことにします。

サラ・パレツキー ブラック・リスト (ハヤカワ・ミステリ文庫)

このシリーズ、だんだん厚くなっているような気がする。話は9・11以降の米国の重たい話。レッドパージ時代や、階級社会など背景は盛りだくさん。時々長々と考え込む部分が読みにくい。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6) (ハヤカワ文庫SF)

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの長編。なぜ今頃出版されたのだろうか? 昔のSFの香りがする。とはいっても舞台がSFなだけで、コンテクストはミステリー。ある場所に人々が集まって、イベントが発生するというパターン。なにものかがダミエム人を変質さ…

竹内正浩 戦争遺産探訪 日本編 (文春新書)

なんとなく買ってしまった。産業遺跡と同じコンテクストでの戦争遺跡というよりも軍事遺跡。北海道でトーチカを見た気がする。

ジョージ・R・R・マーティン 王狼たちの戦旗〈5〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

「王狼たちの戦旗」完結なのだが、すべてが中途半端。ロブは全然出てこないし。スターク家の子供たちはそれぞれ困難な状況に置かれたままだ。早く第三部も文庫化してもらわないと忘れてしまう。

西原理恵子 毎日かあさん4 出戻り編

ただただ号泣。鴨志田穣氏のご冥福をお祈りいたします。