塩野七生 ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫),ローマ人の物語〈28〉すべての道はローマに通ず〈下〉 (新潮文庫)

ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫),ローマ人の物語〈28〉すべての道はローマに通ず〈下〉 (新潮文庫) ローマ人の物語 すべての道はローマに通ず
ローマ人の物語の第10巻に相当するこの上下巻は、これまでの年代順の記述とは異なり、インフラストラクチャーについてまとめられている。インフラストラクチャーとはハードなものでは街道、橋、上水道などであり、ソフトなものだと医療や教育制度である。
実際にイタリアで古代ローマの遺跡を見たことがあるが、とても2000年も前の人々が築いたものとは思えない。
この巻以降、15巻までローマ帝国が滅亡していくさまが描かれていくことになるのだろうが、とても楽しみである。