梅田望夫 ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
我々がもやもやと考えていることを明解に示してくれた1冊。Googleの持つ力の大きさをどれだけの人が認識しているのか。Googleで検索して見つからないのは存在しないことと等価だ。Googleの思想は性善説というか楽観的なものだが、その背景にはどのような信条があるのか?
今までは個人にまつわるすべてのデータは自分のPCのストレージにあったわけだが、これからは無料のストレージサービスを使ってネット上のどこかに置いておくことになるだろう。その時、データがどこにあるかなんてことにはまるで意味が無い。今でも無料で25GBのデータを置けるサービスがある。flickrの写真や、ウェブカレンダーの予定など、全くパーソナルなデータを共有することで新たな価値が創出される予感はある。
えらい人たちが読んでくれるといいんだけれど。