グレッグ・イーガン ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF) 前回、「万物理論」では全く歯が立たなかったイーガンに再び挑む。30世紀、ソフトウエア化した人間達の話だ。まあ今回はかなり読めたと思う。冒頭のヤチマ誕生の部分もイメージできたし。それよりもイメージできないのは多次元空間などの数学的な記述だ。最初の方に太陽系規模のリニア・アクセラレータが出てくるのだが、それで感心していたらいけない。