2006-08-11 アリステア・レナルズ カズムシティ (ハヤカワ文庫SF) BOOK 『啓示空間』に続いてまたしても分厚い。『啓示空間』とは同じ世界の話だ。こちらは復讐の話なのだが、途中からなにが構造がぐにゃっとねじれてしまい、まるで融合疫のような印象。面白いせいか長さを感じさせられない。 訳者あとがきに良いことが書いてあって、エンジニアのSFとサイエンティストのSFがあるとするとレナルズはエンジニアで、イーガンはサイエンティストだそうだ。まさにそのとおり。エンジニアリングは想像しやすいのだ。