ラリー・ニーヴン リングワールドの玉座―ノウンスペース・シリーズ (ハヤカワ文庫SF)

リングワールドの玉座―ノウンスペース・シリーズ (ハヤカワ文庫SF)
今からはるかな昔、『リングワールド』を読んだ時の衝撃は今でも覚えている。圧倒的に馬鹿でかい構造物というのに弱いのかもしれない。この本はリングワールドシリーズの第3作の文庫化なのだが、読み始める前に不安な点が2つばかりあった。ひとつはもしかするとハードカバーで読んでいるかもしれないこと、もうひとつは1作目、2作目の内容をほぼ忘れていることであった。幸いなことに解説に2作目までの要約があり、それを頼りに何とか読み終えた。
ラストのプロテクター同士の戦いのシーンはイメージできなくて、期待していたほどではなかった。結局ハードカバーで読んでいたかどうかも分からなかった。5月に出る『リングワールドの子供たち』をどうするか?