ドナルド・A・ノーマン エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために 翻訳が出るのを待っていた。いつも行く本屋で平積みになっているのを発見。ユーザビリティを主張していたノーマン先生、情動に宗旨変えということで注目していたが、認知プロセスの3レイヤ(本能、行動、内省)化とそれぞれ役割があるということで、これまでの考えを否定したわけではないと理解した。しかし、後半はロボットや機械に情動を持たせるという話となり、タイトルからは脱線していると思う。アシモフのロボット3(4)原則が出てくるとは! しかも、エモーショナルなデザインを実践する方法については続巻を待たなければならず、お預け状態だ。訳文がとても読みやすい点はポイントが高い。