塩野七生 ローマ人の物語〈14〉パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫), ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫), ローマ人の物語〈16〉パクス・ロマーナ(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈14〉パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫) ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫) ローマ人の物語〈16〉パクス・ロマーナ(下) (新潮文庫) 三ヶ月連続刊行の最後。カエサル暗殺後、その後継者に指名されたオクタヴィアヌスの物語。オクタヴィアヌスアウグストゥスローマ帝国初代皇帝なのだが、この巻のどこにも自分が「皇帝」だと宣言しているところはないような気がするのだが、どうして初代皇帝にされているのだろうか? 帝政の仕組みを作ったからか。カエサルとの違いがあまりないような気もするし、それならカエサルが初代皇帝でもいいような。
しかし、16巻目は本文ページ数が120ページあまりと、かなり少ない。そのため紙も厚くなっている。上下巻では厚くなるってことなのだろうが、ちょっといただけない。さて、次はいつ刊行されるのだろうか?