司馬遼太郎 新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)〜新装版 坂の上の雲 (8) (文春文庫)

今年は日露戦争開戦から100年なんだそうだ。そんなわけで本作もNHK2006年スペシャル大河ドラマとして放映される予定。本来の大河ドラマとは別に75分の20回となるようだ。
本作は文庫8巻であるが、4巻目くらいからは日露戦争の戦いの描写が主になり、小説としての面白さはあまり感じられない。司馬作品がしばしばそうであるように、しばしはストーリーとは無関係の説明が挿入される。主人公である秋山兄弟に関しても開戦後はあまり描かれていない。
ドラマ化にあたり、海戦や満州での戦闘など、どうするのだろうか。今はCGを使うという手があるにせよ、見ごたえのあるものを作ってもらいたいものだ。