ピート・ハミル 天国の銃弾 (創元推理文庫)

天国の銃弾 (創元推理文庫)

天国の銃弾 (創元推理文庫)

この本がアメリカで出版されたのは1983年で、日本で翻訳が出るまでに20年以上もかかっている。赤ちゃんが成人になってしまうくらいの時間だ。あたりまえだけど話の内容も20年前。最近はIRAって聞かなくなったし、留守番電話サービスって言うのもアメリカにはあったらしい。ベトナム戦争帰りの主人公のジャーナリストは人を殴ったり殺したりするのを全く躊躇しない。今になってはプロットはありきたりだが、ピート・ハミルがまた読めるというだけで嬉しい。