恩田陸 三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

この前読んだ第1短編集が良かったの、続いて第2短編集『朝日のようにさわやかに』を読み始めたら、最初の作品である『水晶の夜、翡翠の朝』が妙に気に入ってしまって、そこで読書を中断。関連する『麦の海に沈む果実』を読もうとしたら、どうやらこの本をさきに読んだほうが良いらしいことが分かった。
『三月は深き紅の渕を』という本をめぐる4章からなる断片。第4章のみメタレベルなので、構造がちょっと難しい。でも、とても面白い。私がこれまで読んできた恩田作品はメインラインではなかったということか。