Sarah Brightman サラ・ブライトマン Symphony

Symphony
私の理解ではharem(2003)以来のオリジナルアルバム。amazonでUS版を購入したら紙ジャケットだった。なんかジャケットの写真がすごい。
あ、7曲目はマーラー交響曲第5番、第4楽章だ。

これまでのアルバムに比べて、アルバム全体のテーマ性が希薄な印象があるが、最後の隠れトラックでなんとなくまとまりを感じさせられなくもない。"Gothica"から"Fleurs Du Mal"へと続く頭のところがカッコいい。まさに悪の華って感じだ。
表題曲の"Symphony"はメロディが美しい曲。後半のストリングスアレンジがすばらしい。最後に一発だけ鳴るチューブラーベルが印象的。このアルバムはデュエット曲が多いのも特徴だ。アンドレア・ボッチェリをはじめとして4曲がデュエット。そして最後は木星で。
"Running"の7分過ぎから"Fleurs du Mal"のテーマが再び流れる。この部分についてはエレクトリック・ギターなどが入らない、オーケストラだけの演奏だ。弦は16分音符を刻み、白玉は金管で鳴る。その後、グロッケンが鳴る中、木管が順番に現われて終曲。